CISVの始まりと目的
第二次世界大戦後、アメリカの心理学者であるドリス・ アレン博士は「平和を築くための核は子どもにある」と 考えました。そしてその確固たる信念のもと、1950年に Children's International Summer Villages (CISV)を設 立しました。1951年にアメリカのシンシナティで開かれた 最初のビレッジには11歳の子どもが8か国から参加し、以 降毎年世界各地でプログラムが開催されています。 CISVのプログラムでは、子どもたちが共に暮らすことに より人種、宗教、政治など様々な背景に関係なく世界中の 人が同じ人間として共通点が多いことを学び、互いの考え 方の違いを認め、理解、忍耐、友情、平和、人類愛の精神 を育むことを目的としています。 アレン博士がビレッジに参加する年齢を11歳に限定した のには理由がありました。まず、11歳の子どもは生理的・情 緒的に安定し、順応度が高く、家族から離れてもホームシッ クにかかることなく、もしかかったとしても、ごく短期間に 克服できることです。また、外国人に対しても偏見を持た ず、言葉の壁を乗り越えてジェスチャーや絵などでコミュニ ケーションをとれるのも11歳の特徴と考えたからです。
CISVの運営
CISVのプログラムや運営は、すべて会員のボランティアに よって行われています。さまざまな活動費用は会費とCISVに 協賛する企業や団体、個人の寄付、国や地方自治体などの援 助によってまかなわれています。 国際本部はイギリスのニューカッスルにあり、選挙で選ば れた9名のガバニングボードと5つの国際常任委員会を中心に 運営されています。また世界のCISVerが集まるCISVグローバ ルカンファレンスが3年ごとに開催されます。 2005年にはUNESCOから協力関係にあるNGO団体とし て正式に認可されました。
日本のCISV
CISV日本協会は1957年に設立され、翌58年8月にはアメ リカで開催されたビレッジに初めて1チームを派遣し、1962 年には、日本で初めてのビレッジを開催しました。その後 50年間で約5000名の日本の青少年を海外のプログラムに派 遣し、約4500名を日本のプログラムに受け入れてきました。 1987年には文部省(現在の文部科学省)から社団法人と して設立を許可され、2012年10月からは公益社団法人とな り、4つの支部(関東、関西、東海、九州)で20歳以上の正 会員約2000名がボランティアとして活動しています。 また、ジュニア会や地域プロジェクトの活動、リーダー・ スタッフに対する研修などを積極的に行っています。
Our mission
CISVは、より公正で平和な世界へ向けて、意欲的に行動する人々を育てます。
CISV educates and inspires action for a more just and peaceful world
公益社団法人CISV日本協会
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