
2023年3月16日〜3月20日、東京都八王子市の大学セミナーハウスで念願の対面のTEA(Teamworks of East Asia)が開催されました。今年のTEAはTEA加盟国(日本、モンゴル、韓国、香港)の中から、香港以外の国が参加し、それに加えて、ベトナムからの参加もありました。コーディネーターをSr.NJRの岩野亜美が務め、ホームスタッフは塩沢晃平、Jr.NJRの能勢悠雅がホームスタッフとプランナーを兼任しました。プランナーはその他に西山世里奈、韓国から1名、モンゴルから1名の計6名でTEA 2023を開催しました。
今回のTEAは2年前からずっと思い続けてきた念願のTEAでもあります。昨年度、日本のNJRは自国でTEAを開催しようと準備を始めましたが、各国のつながりが薄れており、開催は困難でした。そこから私たちは、次年度TEA開催に向けて、世界各国のJBとオンラインでコラボイベントを行うなどして準備を重ね、ついに3年ぶりにTEAを開催することができました。このような理由から、今回のTEAのテーマは’’Sow a Seed’’とし、Plannerは参加者にCISVを考える機会を多く与え、再度TEAを活性化しようと尽力しました。
このTEAでは、プランナーが作ったセッションが7つと、参加者が作るセッションが5つという構成でした。プランナーが作ったセッションにおいての今回の特徴は、 ①Past→Current→Futureという流れで以前のCISVと現状を比べたこと
②JB Goalの存在や、Educational Contentsなど、今一度JBの根底を確認したこと
③個人とCISVの関わり→それぞれのデリゲーション→CISV全体のこと
の3点が挙げられます。
①と②については、JBの定義や各国のJB活動についても意見を交わすだけでなく、これからのTEAやCISVについても考えることで、コロナによってJB活動ができない時期を経て、CISVに対する意識を再確認するために行いました。また、CISVにはやはり個の力も非常に重要であると考え、③では、自己分析や個人とCISVの関わりを考えるセッションを行いました。そのほかにも、ナショナルナイトやエクスカ―ションを行い、日本でのショッピングや異文化体験を楽しみました。
一部のセッションでは、議論が想像以上に盛り上がり、時間を切ってしまうことがもったいなく感じるときもありましたが、改めてTEAの国々の繋がりの強さ、大切さを再認識する機会が多くありました。
参加者のセッションについては、それぞれのプランニンググループが、Educational Contentsに基づいたセッションを考え、「実際にやってみてわかったこと」を作り出すことができました。この経験は今後のJB国際行事だけでなく、CISV国際行事にも活きる良い機会となったと思います。
このTEAを通して私は、各デリゲーション→近隣国のコミュニティ→少し大きな地域でのコミュニティ→International の流れを深く実感することができました。このうちひとつが欠けるとほかの段階にも影響が出ること、”Gloalization”と言われるこの時代でも “世界” が本当につながることはやはりとても大変なことだとわかりました。
最後に、日本開催のTEAのために、日本協会をはじめ、関東支部の方々にご協力いただきました。コロナ後の第一歩のTEAに関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。