関西支部主催のYM日本大会は少し遅めの8月17~8月31日、奈良吉野の吉野宮滝野外学校で開催されました。この施設は廃校になった小学校を利用した施設で大阪府青少年活動財団が運営しています、今回吉野町および吉野町教育委員会のご協力の元、特別にCISVキャンプを行うことを許可していただき開催にこぎつけることができました。初めて施設に相談に訪れたのはコロナ前の2020年ですので4年越しでの交渉となりました。施設の横には美しい吉野川が流れており、時期的に川遊びで賑わう場所です。さらにこの地は別名吉野離宮と呼ばれており、奈良時代に皇族の別邸があった歴史ある場所でもあります。
今回集まったのは日本(東海)を含む8か国+スタッフ6名の計46名、数か国は1泊のホームステイを行いキャンプインしました。飛行機も遅送れることなく全員予定通りのキャンプインでした。キャンプ中スタッフを悩ましたのは猛暑。奈良吉野といえども35度近くになり、アクトルームや宿泊室にはエアコンは完備されていますが、野外学校なので食事は屋外のテント下です。熱中症ぎみになるリーダーも出てきたので、特別に室内で食事を取らせていただいたり、体育館でのオープンデーを急遽、エアコンのある部屋に変えて頂いたり、施設の職員の皆様にはわがままなお願いをたくさんして、少々怒られましたが、融通を効かせていただきました。おかげ様でオープンデーは関西支部を中心に多数の方に来て頂き、大盛況で終了いたしました。
暑さと共に悩まされたのが、台風10号の進路です。キャンプアウトの31日に直撃かという予報の元、異例の1日前倒しでのキャンプアウトを余儀なくされ、ホテルの手配や航空券の手配に、リーダーやスタッフ、大会委員も奔走し、ドタバタで大会終了ということになりました。幸い30日にすべての国が日本を出国することができ、安全に本国に到着することができました。
最後になりましたが関西支部YM日本大会開催にあたりご協力いただいた、関西支部および、日本協会の皆様に感謝の意を表します。