TEAとは「Teamwork of East Asia」の頭文字をとったイベントで、日本、韓国、モンゴル、香港、中国で構成されています。お隣さんの国々で集まって仲を深め、東アジアからアジア、そしてCISVInternationalをインスパイアしよう、ということを目標に、毎年開催されています。参加年齢は16歳〜25歳です。
2024年3月1日〜3月6日に開催されたTEA2024は、「Nomad(遊牧民)」をテーマに、モンゴルで開催されました。今回はその過酷さと、私がプランナーとして身をもって学んだモンゴルという国を紹介しつつ、TEAの魅力を発信したいと思います。
まず始めに、モンゴルとはどんな国でしょうか。TEA開催前にオンラインで顔合わせを行った時、モンゴルからの参加者に気温を聞くと「今日は8度だよ、とてもあったかいね!」との回答。みんなは、「ん?8度、冬にしてはあったかいね」と安心したものの、モ ンゴルの仲間が話していたのはマイナス8度のことと気付き皆衝撃。するとモンゴル参加者たちは「明日はマイナス30度くらいになるよ」という更なる助言をくれたのでした...。こんなふうに、みんな不安いっぱいながらも、準備万端でモンゴルへ出発しました。
空港到着。飛行機の窓から見えたのは真っ白な草原のみ。みんなそんなモンゴルに驚きを隠せず、キャンプサイトへ。キャンプサイトは1階にダイニング兼アクティビティルーム、2階には寝泊まり用の部屋があり、各自寝室へ。ベットに座ると硬すぎて、皆マットレスがあるに違いないと探し回るほど。昼食や夕食を作る際に水を使うと水が出なくなり、シャワーを浴びれないこともありました。そんな環境の中、初日は不安がいっぱいで終了しましたが、2日目以降には「意外と悪くないかも」や「いい経験!」など自分が今ある環境を受け入れ、みんなで水を節約したりし、日頃恵まれた環境にあることに気づくことができました。モンゴルからの参加者も例外ではなく、モンゴルの都会に住んでいると、このような問題はなく、地方のキャンプサイトであったからこその経験で、皆で団結することができました。
TEAは、自分達の置かれた環境を理解し、他を理解しようという共通理解のもと、単なる文化交流ではなく、もっと深い意味での理解を目指して、学びあえる場所です。それがTEAの魅力だと思います。言語も違う、食、スタイル、気候にも違いがある5カ国。しかし、「茶」という言葉がこの5カ国で発音、漢字が同じであるように、個としてもさまざまに共通点があります。そんなTEAの国々であるからこそ、これだけ深いレベルでのつながりを実現し、次世代に繋げていけるのではないかと、プランナーの立場から今回のTEAを経験し感じました。
TEA2025は、香港で開催されます。JBのみんな!ぜひ来年のTEAに参加して、いっぱい成長しよう! 興味があったらゆうがまで連絡してください。
それでは、夏のIJBCの報告もお楽しみに!