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関西支部 ユースミーティングリーダー 川越百花

2023年5月10日

2022年12月28日から2023年1月4日までの8日間、フィンランドで開催されたユースミーティングにリーダーとして参加した。約40名が毎日寝食を共にし、交流した。日本からは、結団式の際に「なんとも…ユニークなメンバー」と紹介された個性豊かな5人が短期間での濃密なチームデーを経て参加した。

今回のキャンプで彼(女)らと一緒に過ごしていく中で、みんなの果敢に挑戦する姿を何度も目にした。ピックアップの時間までに寄ったカフェで英語で注文をしたり、キャンプで出会った友だちに自分の意見を伝えるために「これって英語でなんて言うの?」と聞きにきたり、自ら他国のリーダーに話しかけに行ったり、ガラナイトのためのアイデアをみんなの前で発表したり。日を追うごとに、積極的にアクトに参加したり、自分の意見を持つようになっていった。もちろん、全てがうまくいっていたわけではない。それでも、それぞれが自分のベストを尽くして8日間を終えた。キャンプアウト後も、PCR検査結果待ちの時間を利用してデリゲーションタイムを行い、キャンプ中の自身らを振り返って「自分勝手」と「自分らしくいること」について考え、より成長した姿を見ることができた。

最大限、子どもたちにとって有意義な時間にしたいと思って臨んだ初めてのインターナショナルキャンプ。立場上、子どもたちを導いたり促したりすることが多かったけれど、振り返ると本当に多くのことを子どもたちから学ばせてもらったと思う。例えば、英語が話せないからと塞ぎ込むのではなく、「あなたと仲良くしたいんだ」と歩み寄り、英語ではない何かで人を魅了する。簡単なことだと思われるかもしれないけれど、実際に行動に移すのには勇気と個性、忍耐力が必要になる。

帰国後、まだ2ヶ月ほどしか経っていないのにも関わらず、すでに2度の宿泊チームデーが開催された。一度本気でぶつかり合ったからこそ、ただの仲良しではない、最高のチームになったと思う。リーダーとして完璧ではなかったけれど、みんなと一緒にいろんな思い出をつくることができて、そして、一緒に成長することができて、本当に嬉しかった。この2022年度の冬の出会いは、一緒に準備を進めてきた保護者も含めて、一生の宝物です。素晴らしい機会を与えてくださったすべてのみなさま、ありがとうございました。