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トレーナーズ研修(JNWプランニング)報告

■関西支部LTC委員会 加納 優太朗

2022年4月5日

2022年1月15日~16日、LTCおよびSTC部会が中心となり、JNWの実施に向けた打ち合わせを、名古屋での対面参加とオンライン参加を並行して実施しました。JNWは、新年度の派遣や日本大会に参加する引率者や大会スタッフが、CISVについて理解を深める場であり、2019年以前は毎年3月に2泊3日にわたって東京で開催されていました。残念ながらこの2年間は実施できておらず、そしてJNWに限らず対面での行事開催は大部分を断念せざるを得ませんでした。そんな中、この打ち合わせ自体を対面で開催するかどうかも悩ましい判断でしたが、対面で開催することにより、弱まりかけている支部を跨いだ協力体制を立て直すことにもつながると考え、上記の方法で実施しました。複数の支部から集まった対面での参加者と、オンラインでの参加者がZoomを繋いで話し合ったため、時間差の発生、ネット回線のトラブルなどが制約となりましたが、工夫をすれば充分に機能する方法であるという印象を受けました。

 

打ち合わせでは、JNWの意義や開催するか否かの基準、研修内容について議論しました。JNWで実施する研修は座学だけでなく、アクティビティの計画や進行を実際に体験し、CISVの平和教育の在り方を理解し、学びや気付きを得る機会も設けています。加えて今年度は、新たにリーダーやスタッフとなる方々が、現在の社会情勢の中、少しでも不安を解消して前向きな状態で派遣に臨めるためにはどんな研修内容とすべきかを、重点的にしました。

 

今回のプランニングを迎えるまでは、JNW開催への道のりは遠く、決定すべき内容がなかなか決まらないのではないかという不安を抱いていましたが、この2日間でJNW開催までに踏んでいくステップが明確になり、参加者ひとりひとりのJNWの準備に対する士気が向上したように感じます。また対面で参加したメンバーは、黙食や距離の確保といったルールの中であっても、対面で場や話題を共有することの意義深さと価値を再認識しました。今回の開催が、CISV行事の再始動に向けた一歩となることを期待しています。