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JASPARC(アジア太平洋地域ジュニア会議)報告

Jr. NJR 緒方希恵(かなえ)

2021年9月17日

2021年5月7日から10日にかけて、Discordというオンラインビデオチャットツール上でJASPARC 2021が開催されました。一昨年より世界中で大流行し続けている新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響で昨年に引き続き、本年度もオンラインでの開催となりました。日本からは2名のNJR(国際ジュニア代表)を含めた5名のJBがJASPARCに参加し、全体では50名以上のJBが集結しました。

 

JASPARC(Juniors Asia-Pacific Regional Conference)はアジア太平洋地域のJBが一同に集結し、アクティビティやディスカッションを通して、JBやCISVの発展の為に意見交換をする国際JB行事です。本来ならインドで開催される予定でした。しかし、昨年に引き続き本年もコロナウイルスの影響により、対面で開催するという我々JBの願いは残念ながら叶いませんでした。行われたセッションやカンファレンスは全て工夫が凝らされており、コロナ禍でのJBの活動について等、様々な観点から見つめ直す機会がとても多かったように感じられました。各国のJBがwithコロナの状況の中で行ってきた取り組みを共有することにより、自国のJBの強みや改善点を見つけることができました。初日に行われた”How are you’’というセッション中に他国のJBと話す機会があり、話している中でそれぞれの国で、コロナを前向きに捉え、新しいことにチャレンジしていたことがとても印象的でした。さらに、最終日の夜にはそれぞれの国の参加者たちが出し物をする“Party of Nation”というアクティビティが行われ、実際に開催地にいるような感覚で最後まで楽しむこともできました。コロナ禍で活動できる範囲が限られている今、オンラインでのJASPARC 2021は私たちNJRにとって、そして参加者にとって、非常に有意義な4日間となりました。

 

私自身、今回初めてJASPARCに参加するということで準備段階からとても緊張していました。コロナの影響で対面ではなくオンラインで行うことが発表された当初は不安で仕方がなかったことを覚えています。しかし、実際に始まってみるとCISV Internationalらしいアットホーム感やみんなが仲間というような雰囲気を味わえ、とても楽しい時間を過ごすことができたとともに、学ぶことも多々ありました。これからもJBとして、またNJRとしてコロナ禍の中でも前向きに頑張ろうとモチベーションに繋がりました。

 

本年度のJASPARCは従来のスタイルである対面での開催は叶いませんでした。1日も早いコロナウイルスの終息を心より祈るとともに、来年度のJASPARCでは多くの参加者が対面で語り合える場がもたらされることを強く願っております。