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リーダー参加報告「恩返し」

(2018年12月24日~2019年1月7日、タイ/バンコク)

2020年9月5日

 11歳でビレッジに参加した後にも複数のプログラムやJB活動など、人生の半分以上をCISVで過ごし、その成果として沢山の経験、かけがえのない友人達を得ることができました。そして今回はリーダーとして「参加する子ども達が最高の経験を得るためのサポートをする」という形で、少しでも恩返しができればと思いリーダーに応募しました。

 いざ、リーダーとして選ばれて活動を始めてみると苦悩の連続でした。集合教育のプランニング、子供達との関係構築などやることが目白押しで、仕事との両立に悩んだこともありました。しかし、同期のリーダーやパストの皆様に支えられ、なんとか出発準備を終えてタイに行くことができました。

 キャンプ中は「どこまで子ども達をサポートするか」という点で非常に悩みました。やりすぎてしまうと子ども達自身で気がつけるはずのことを見落としてしまう、経験し損ねてしまう恐れもあり、逆にしなさすぎると信頼を損ねてしまい、リーダーとしている意味がなくなってしまいます。常に子ども達の状況(誰と休みを過ごしているか、アクティビティに参加している様子など)を観察しながら、微調整をしていました。キャンプも折り返しの頃、日本チーム全員から「アクティビティ中話せるように、アクティビティに参加できるように、より手厚いサポートが欲しい」と改めて言われた時は、そのモチベーション、姿勢に感動しました。

 スタッフや他国のリーダーも日本チームの成長スピードに驚き、毎日のように日本の子ども達がこんな素晴らしい行動をしていたと報告をもらうようになりました。

そしてキャンプ最後に日本チーム皆から、「このキャンプに参加できてよかった」「成長を感じられた」「テーマを理解、感じることができた」と言われた時には、なんとかリーダーとしての役割を果たすことができたと思い、安心感と達成感に満たされました。無事に羽田空港で親御さんに子ども達を引き渡し、タクシーに乗った後の達成感はもう一生経験ができない気がします。

 一年間本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

関東支部 小林 寛(ヒロ)