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関東支部モザイク報告

(9月22日~23日、岩手県)

2018年10月20日

 「いわて、木を見て森を知るツアー」は地方の生活を体験し、日本のこれからの課題について考えるプログラムとして2018年9月22日〜23日の1泊2日で開催されました。一般参加の親子3名を含む、20名の参加がありました。盛岡市南部の乙部(おとべ)地域大ヶ生(おおがゆう)にて萬寿坑(まんじゅこう)金山跡地の見学、リンゴやみょうがの収穫、猟師や地域の方々との交流、芋の子汁のふるまい、畑で採れた野菜とジビエのBBQ、きのこ王子から自身が栽培しているまいたけの差し入れ、盛岡さんさ踊り、など都会ではできない体験をし、美味しいものをたくさん食べました。夜は場所を移動し、盛岡市北部の旧玉山村のユートランド姫神という宿泊施設にて温泉でリフレッシュし、玉山地域を盛り上げる活動を3年前からしている団体TAMAYAMAXの方と懇親会をしました。

 翌朝は1分間に45tもの水が湧き出ている生出(おいで)湧水地を散策、姫神山の登山口から岩手山を望み自然を感じ、昼食にはTAMAYAMAXの一人の営む緑青(りょくしょう)という喫茶店で地元の食材を使ったビュッフェを食べながら交流をして、午後は盛岡の中心部、紺屋町で昔やっていたスタンプラリーを復活させたひとり、東家の高橋さんから地域の価値を上げる取り組みについての話を聞き、その後、紺屋町を散策しました。

 今回のプログラムではあえて「人口減少や高齢化について」と題して話をしてもらうことはせずに、事前に本やHPの記事などで勉強し、地域の方から話を聞きながら「日本の課題」について考える仕組みにしました。参加者からの感想として「とても豊かな暮らしだった」「自分自身で毎日を楽しく過ごしている生き方に憧れた」「都会の人が地方に学ぶことはとても多い」また、地域の方の「次いつやる?」という質問から地域に何かしらのインパクト、参加者には日本の持つ課題を考えるきっかけを作ることができたと感じました。これからもこのつながりを大切に、交流を続けていきたいです。
(活動詳細は後日発行する、参加者からの報告書をご覧ください)

ディレクター 松尾早恵