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関西支部ビレッジ開催報告

「最高の夏休み」

(2019年7月28日~8月24日 大阪府)

2020年4月5日

 今回3回目のCISVキャンプにキャンプディレクターとして参加しました。過去にスタッフ、リーダーを経験していたためある程度、どのような流れになるのかはわかっていましたがやはり大変。キャンプが始まるまえから毎週ミーティングし、みんなでああでもない、こうでもないと、試行錯誤し計画を立て、あらゆる場面を想定しました。

 準備は万端、いざキャンプが始まりました。まずリーダー10名、JC6名を迎え入れました。今回はカナダ、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、ノルウェー、フィリピン、アメリカ、JCは日本、オランダ、イスラエル、イギリス、アメリカから全16名、13カ国から様々な考え方や経験を持った人が集まりました。最初の三日間は、まず大人たちだけでのオリエンテーション、自己紹介から始まり、自分の国のことや今までしてきた経験を話し合いました。でもやっぱり1番盛り上がるのは子どもの話。自分が連れてきた子どもたちはどんな子なのか、みんなで何時間も話し合いました。その中で僕たちの仲も良くなりました。

 そして、キッズのキャンプイン。初めて会う違う国籍の人とすぐ仲良くなるのをみて改めてCISVの良さを実感しました。スタッフも準備や、いろいろなことを想定していましたが、やはりキャンプが始まれば想定外のことがたくさん起きました。そこで臨機応変さや知識がいかに大切かを知ることができ、とてもいい勉強に僕自身も気付かされました。

またそんな想定外のことが起きた時、瞬時に助けてくれたのが委員会の方々でした。僕たちスタッフにいつも気を配ってくれて困っている時は助けてくれているのを感じて僕たちは周りにも恵まれているのだと感じました。キッズにも今キャンプができているのは見えないところで頑張っている人がいるからだよと伝えると自ら給食の係りの方にありがとうと日本語で伝えているのをみて感激しました。

 言語も文化も環境も違う日本に来て様々な問題、時にはすれ違いもありましたが、話し合いで合意し同じ方向に一緒に向かっていけるということは本当に素晴らしいことだと実感しました。それぞれの国に帰る前日、全64名で一夜を過ごし、とても感動的で全員でたくさん泣きました。いろいろな経験した1ヶ月で帰りたくないと子どもから聞かされると、スタッフそしてディレクターとして最低限の仕事を果たすことができたのかなと安心しました。長いようで短い1ヶ月でしたが子どもたちにとっても大人たちにとっても最高の1ヶ月だったと思います。

ディレクター 尾崎 侑亮