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第11回 CISV Journey Ⅲ-2
「CISVの新たな課題とリスクマネジメント」報告

■CISV日本協会リスクマネジャー 今西淳子

 

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2021年10月31日(日)に開催されたウェビナー「CISVの新たな課題とリスクマネジメント」で、前回のアジア太平洋地域のCISVに続き、今回は前半だけですが再び担当させていただきました。近年全世界のCISVのリスクマネジメントは非常に厳格になってきており、何か大変なことが起きているという雰囲気から、ウェビナーの企画者がこの回を設けてくださったのだと思います。

私が国際理事を務めていた2000年頃、国際からリスクマネジメントに関する文書がたくさんやってくるようになったので、有志で翻訳作業をしました。ジョー・バンクス元国際事務局長にインタビューしてみると、この流れのきっかけは、欧米では訴訟が横行する社会になったのでCISVもそれに対応しなくてはならなくなったということでした。さらに、当時はリスクマネジメントと言えば保険の話が多く、CISV国際では全世界を包括する旅行保険を契約したり、賠償責任保険についてはCISV保険会社をアメリカに設立したりしましたので、保険の専門家でいらっしゃる岩間陽一郎会長にもインタビューしました。

後半は藤田耕司前日本協会リスクマネジャーが担当しました。藤田さんはまずCISVのリスクに対する基本的な考え方は、リスクを失くすことではなく、プログラムの目的や参加者の性質に応じて合理的に可能な範囲でリスクを軽減することであると確認しました。そして、「伝統的なリスクマネジメント」としては、リーダー・スタッフ・参加者の教育、キャンプサイトの安全確認、派遣者の旅行の安全確認、そして保険があるが、さらに現代的な課題として児童虐待、差別、情報セキュリティなどをあげました。そして今年から、全世界のリスクマネジャーだけでなく、国際プログラムに参加するリーダーやスタッフは全員受講しなくてはならないEラーニングの内容を紹介しました。

最後に、現在のCISV国際事務局長のターニャ・ペレス氏へのインタビューをして、リスクマネジメントの重要性を強調し、この回を締めくくりました。これらの英語のインタビューをあっと言う間に文字起こしし、翻訳し、サブタイトルを付けていくウェビナーチームの技術力と仕事力には感服です!

藤田さんが紹介してくださったEラーニングの研修は、いつでも誰でも、無料で、自分のペースで受講できるので、CISVに関わっているみなさんに挑戦していただきたいです。リスクマネジメント部会では英日対訳版資料を作成し、隔週の勉強会を開催しています。興味のある方は、riskmanager@jp.cisv.org へお問合せください。

 

【第11回CISV Journeyの録画配信はURLから視聴できます】

https://youtu.be/2_mX9xtPK3Q

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