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Yellow Submarine Villageを終えて

 

大久保 素子(ミニビレッジディレクター)

2021年9月21日

2021年8月11日、12日、14日、15日の4日間に関東、関西、東海から11-12才の子どもたちとリーダー、スタッフ、合わせて18人でオンラインのビレッジを開催しました。

 

「いつかみんなに会いたい」「仲良くなれて嬉しかった」そんな感想を最終日にキッズから聞く事が出来て、あーよかったと思ったのが8月15日のキャンプ最後の時間でした。

 

2020年私が所属するCISV日本協会関東支部では、子どもたちが集う機会なく1年が終わり、2021年はコロナ禍でも子どものためにできることはないのか、と模索する中で生まれたのが本プログラムです。緊急事態宣言の発令を受け、当初思い描いていた神戸での対面での開催はかないませんでしたが、スタッフとリーダーがオンラインでも子どもたちにCISVらしい体験をと知恵を絞って準備をしました。リーダー、スタッフ全員がCISVの活動を前年度までに経験をしているという安心感がある一方で、オンラインキャンプは皆にとって初めての体験で、魅力的な内容となっているのか、参加者の期待に応えることができるのか手探りの状態でのスタートでした。アクティビティ中に飽きてしまったら?途中から来なくなってしまう子はいないのか?など不安もありましたが、いざ始まったら本当に楽しい時間をみんなで過ごすことができました。

 

オンライン用のアクトも(自画自賛ですが)楽しかったし、ZoomでもCISVらしいアクトができたのも収穫でした。初めて会う友達と、しかもオンラインで頭を使いかつ心が動くアクトをすることができるのかと準備段階で悩んだことも、kidsは簡単に飛び越えてとても豊かな議論ができたのが素晴らしかったです。高揚感と充実感を持って終えたキャンプのほとんどのメンバーとは実生活で会ったことはないのですが、同じ方向を見ることが出来る仲間としての、なんとも言えない一体感をオンラインで実現できたことに大きな手応えを感じました。大人が8人集まれば2ヶ月の準備期間でオンラインキャンプは出来るということもわかり、気負わず2022年もできる人で企画したら楽しいよ!とみなさまに全力でお伝えしたいです!

 

子ども達がわくわくする時間を持つことができるキャンプを!それぞれの子どもがそのままの個性で心地がいい時間を作りたい!そんな思いが少しでも参加者に届いていたら嬉しいです。

最後になりましたが、10人の参加キッズのために、各支部のみなさま、日本協会の方々、実行委員会のメンバー、本当に多くの人が関わって準備してくださり、このプロジェクトがキッズにとって素晴らしい体験となったことに心から感謝しております。ミニビレッジをきっかけに10人のbaby CISVersという宝物が誕生したことを心から喜ばしく感じるとともに、この10人のキッズが対面のキャンプに参加できる日が1日も早く来ることを切に願って・・・。