私はCISVのプログラム参加はビレッジに続いて2回めでした。3年前は関東でのキャンプだったので海外は楽しみでした。また、偶然6年前に姉が同じエクアドルのキトへの派遣だったので驚きました。
　まず関空からオランダへ、一泊してまた約12時間のフライトを経てやっと到着でした。海外旅行でこんなに長いフライトは初めてで大変疲れました。4人同じホームステイ先でありがたかったです。手違いで4日間も滞在することになりましたが時差ボケも解消されて体調はばっちりでした。
　ようやくキャンプイン、初日から言葉の壁があり馴染めずつらい思いをしました。ビレッジのようにはいかないとはわかっていましたが、プランニングの時間やアクトの中での話しあいは少し理解できても、自分の意見を言うのは無理でした。また、毎日の生活で話している内容はわかっても、その輪に入れないのが悔しかったです。そして、日本人以外はディスカッションで自分の意見をきちんと伝えていました。世界の問題への取り組みかたも同じ学年とは思えませんでした。これらを考えると単語、生活に必要なフレーズをもっと準備すべきだったと思いました。そうすればもっと楽しく過ごせたと思います。
　キャンプ中に体験したことで一番印象的だったことは、孤児院に行ったことです。赤ちゃんから小学生ぐらいの子供がたくさんいました。捨てられたり親が死んでしまったりと聞いて胸が痛くなりました。この国はこんなに貧富の差があるのだと驚きました。しかし、そこにいた子どもたちはすぐなついてくれました。寂しいのに目がとてもキラキラしていたのが印象的でした。少し自分の恵まれた生活を見直しました。
　いろいろな体験をした中で唯一よかったことは、会話が上手くできなくても大好きな洋楽の話をしたり音楽にのってダンスをしたり。また夜遅くからバスの中で音楽を流しながら町を走る『パーティーバス』、日本ではありえない、これが最高でした。
　いろいろありましたがたくさんの経験をさせてもらいました。ありがとうございました。

コトミ（関西支部）