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JB四支部合同行事「Online Winter School 報告

■ディレクター(関東支部)佐藤拓郎

2022年5月8日

2022年3月20日。Online Winter Schoolを開催した。キッズを含む四支部合同行事を開催したのは約2年半ぶりであった。30名の参加者と共に、手探りの中開催した「オンライン」で、「1日のみ」のWinter Schoolであったが、異例ながらも大成功に終わった。久々の空気を常連メンバーは懐かしみ、新規メンバーは心をおどらせていたように思う。

 

対面開催を望み試行錯誤してきた2年半であったが、オンライン行事が検討されてこなかったわけではない。議題にあがることは多々ありながらも開催に至らなかったのは、いくつもの不安要素(キッズ同士の関係性構築・テクニカルプロブレムの対応・JB独自の空気感の創造等に対する不安)を抱えていたためである。しかし今回でそれらを払拭できたように感じた。その要因は2つあると考える。

 

1つ目は「目的ベースで思考する姿勢」である。未知の挑戦を行う中で、常に目的を頭に置いてきた。四支部合同行事の開催意義、各アクトを配置する意味、JBの存在意義。規模の大小を問わず、目的をはっきりさせ臨んできたことで、「対面」や「WS」といった形式に拘らない運営ができたと思う。その結果、6時間という限られた中で行える最高のパフォーマンスとなった。

 

2つ目はスタッフのチャレンジ精神とクリエイティビティである。フォーマットや基盤が一切ない中で、「目的」といった無形物を体現するに至ったのは、スタッフたちが絶えず思考と試行を重ねたことによると考える。このような精神と能力はこれまでのJBで培ってきた物であり、JB行事の必要性/重要性を再認識させられた。

 

プランニング開始当初は多くの壁が立ちはだかっているように感じていた。しかし今思えば、対面のWinter Schoolを想起してしまうことが開催への障害になってしまっていたと思う。

 

Online Winter Schoolを開催したことで、多くの可能性が見えてきたとともに、次の世代へとつなぐきっかけになった。そんなOnline Winter Schoolが開催できたのは、コロナ禍に負けじと立ち向かってきたJBがあってのことである。これまで2年間奮闘してきたジュニアたちと、それを支えてくださった運営委員会の方々に心から感謝の意を表す。