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JASPARC(ジュニアアジア太平洋地域会議)参加報告

2020年5月6日〜10日、オンライン開催

2020年7月8日

 2020年5月6日〜10日にかけてDiscordというオンラインプラットフォーム上で“JASPARC From Home”が開催されました。オンラインという特性上、自宅から参加できるという利点があった為、日本からは2名のNJR(国際ジュニア代表)を含めた12名ものJBがJASPARCに参加し、全体では例年の参加者数と比べてもかなり多い200名以上のJBが集結しました。また、入退室自由という参加形式が、より多様なJBへの機会の提供に繋がり、多くの日本の高校生JBの参加が実現しました。
 JASPARC(Juniors Asia-Pacific Regional Conference)はアジア太平洋地域のJBが一同に会し、アクティビティやディスカッションを通して、JBやCISVの発展の為に意見交換をする国際JB行事です。今年度のAPRW&JASPARCは本来なら2020年4月21日〜26日にかけてニュージーランドのウェリントンで開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、現地に集まる従来のスタイルでの開催は叶いませんでした。しかし、オンラインで行われたセッションやカンファレンスは工夫が凝らされたものが多く、新型コロナ禍による問題を様々な観点から見つめ直すなどのタイムリーな議題が中心に扱われていたことが印象的でした。特に、各国のJBが現時点で持つ動機などを共有することで、自国のJBの強みや問題点を見つけ、その改善のための取り組みを考える議論は白熱しました。また、国際ジュニア代表のIJBチームから1年間の取り組みや今後の活動方針が発表されたことに加え、アジア太平洋地域のジュニア代表であるAPJBチームの選挙により、フィリピンから2人のJBが新たにAPJBチームに加わることが決定しました。さらに、google earthを用いてのウェリントン観光や、それぞれの国からの参加者が出し物をする“Party of Nation”などのアクティビティが行われ、実際に開催地にいるような感覚も楽しむこともできました。それ以外にも、来年の2月香港で開催予定のTEAについての話し合いや、JASPARCでの経験をどのようにCISV Japanに還元するかを考える機会もあり、日本の参加者にとっても非常に有意義な5日間でした。
  今年度のJASPARCは従来のスタイルでの開催は叶いませんでしたが、派遣の準備段階において国際理事をはじめとする多くの方々がサポートしてくださいました。この場をお借りして感謝を申し上げます。そして、新型コロナウイルスがいち早く収束し、インドのラクナウで開催される次回のJASPARCでは多くの参加者が対面で語り合える機会がもたらされることを強く願っております。

Jr. NJR 河野光咲(みさき)