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“CISV Journey”
- Steps during the Last 70 Years, Now and Beyond – 
~長旅を終えて~

■ウェビナー実行委員会委員長 宮崎隆久

2022年5月8日

CISVの過去から現在、そして未来へと続くCISVの歴史、それを皆さんと一緒に旅をするように学んでいく『CISV Journey』。

 

2020年9月27日に出発したこの旅は、2022年2月27日に最終回を迎えました。1年5か月にも及ぶ長旅となりましたが、毎回、講師や様々なゲストスピーカー、そして多くの方々から貴重な写真や資料の提供を頂くなど皆様に盛り上げていただき、延べ800人を超える皆様にご参加いただきました。ご協力いただきました皆様、ご参加いただきました皆様に御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

この長旅を振り返ってみますと、全世界が同時に直面する大きな変化を体感した旅だったと思います。世界的なコロナ禍でCISVの国際プログラムが中止になり、CISVの歩みを止めてはいけない、CISV Japanで何か出来ることはないか?そういった思いからこの企画はスタートしました。CISVの歴史を紐解き、各種プログラムを分析、現在の課題と将来の展望といったストーリーをウェビナー形式で進めてきたことが、リアルに集まって行うことができないCISVの活動に対して、時間や距離といった障害をいとも簡単に乗り越えるオンラインの可能性を感じることにもなりました。このようにしてCISVは様々な問題に直面しても、決して歩みを止めることなく活動を続けてきたのだと実感しました。

 

一方、いよいよJourneyの終着地点としたドリス・アレン博士とCISVの原点ともいえるプログラム「ビレッジ」にスポットを当て、ドリス・アレン博士の戦争を無くしたいという思いに触れたタイミングで、ロシアがウクライナに侵攻し戦争が勃発しました。CISVが70年間続けてきた平和を希求する活動は一体何だったのか?意味はあったのか?無力感を感じずにはいられませんでした。しかし、CISVがドリス・アレン博士の確たる理論により綿密に練られたプログラムをブレることなく実践してきたことが、平和を願う世界中の人々の共感を得て、それがCISVの長きに渡る活動の原動力となっていることは確かです。CISV Journeyを終えた今、改めて、CISVに共感する平和を願う世界中の人々とともに、戦争の無い世界の実現へ向けて進んでいきたいと思いました。

 

1年5か月、オンラインでの企画となりましたが、企画が進むにつれてリアルに会いたいという思いが強くなってきました。まだまだ制限が多い状況ですが、各種国際プログラムがこれまでのように開催され、皆さんと実際に集まって活動が出来る日が一日も早く来ることを願ってやみません。

 

最後になりますが、1年5か月の長期に渡り、通算150時間を超えるオンラインミーティングを重ねてコンテンツ作りをしてくれた、ウェビナー実行委員会のメンバーに感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

 

~ スタッフ感想① 米田真央 ~

 

無我夢中でやっていたら、気付けば自分たちの後ろに1年半、13本もの作品が出来上がっていた。CISV Journeyプロジェクトが終わった今、そんな事実に驚きを覚えています。

 

週に1度、時には毎日のようにオンラインで顔を合わせて次の企画の構想を考え、誰にインタビューするのか?構成は?リハーサルは?その次の講師は?仕事量はなかなかの量だったはずなのに、知らなかった事実が毎回新鮮で、そして制作過程が心地よく非常に「楽しい」活動でした。

 

大人になって久しぶりに「青春」を味わえたような、部活動を力一杯やってきたようなそんな感覚を味わえました。

 

ウェビナーに関わって、制作にご協力頂いた全ての方に感謝です。皆さんのご協力なしにこのJourneyは成り立ちませんでした。

この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 

~スタッフ感想② 坂田綾~

 

2020年秋から、1年以上に亘る長い旅路を、仲間と共に走り抜けることになりました。思えば、CISVJourneyが始まった2020年は、CISV変革の時期でもありました。Interchangeや大人が参加出来る国際プログラムが廃止され、誰でも参加できるCISVプログラムはモザイクのみとなったのです。地域、環境、年齢などの垣根を超えて、CISVの価値を出来るだけ多くの人に知ってほしい、体験してほしい、と考え続けて活動してきた私にとって、このCISVのプログラム変更は、ショッキングな出来事でした。そんな私にCISVJourneyは、多くの学びや気付きを与えてくれたものでもありました。国内外からのゲストや講師からたくさんのお話しを聞き、コロナ禍という、ある意味非日常の日々の中で、CISVや平和について考える貴重な機会を頂いたように思います。

 

出演者のお話を、出来るだけ良い形で編集して、参加者の皆さまにお届けできるよう、委員会メンバーは、毎回最大の努力をしてきたと思います。山あり谷ありのCISVJourneyを、常に穏やかにまとめ上げてくれた委員長のタカ。朝から晩まで忙しい毎日の中でスタッフを続けてくれたマオ。ウェビナーを軌道に乗せてくださった今西さんやイケやフミ。岩﨑先生、絢子さんを始めとする、数多くの講師とゲストの方々。そして、CISVJourneyにご参加くださった皆さま。Journeyをご一緒させていただき、有難うございました。CISVJourneyが、関わってくださった多くの方々にとって、良い体験や学びになったことを願っています。

 

※公開中の全ての見逃し配信はこちらからご視聴いただけます