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ユースミーティング参加報告CISVマジック」

2017年12月27日~2018年1月3日、オーストリア)

2018年11月29日

 私は、YM個人に行こうと決めたときから現地に着くまで、全てをやり遂げる自信が無く、不安だらけのまま出発日を迎えた。これで3回目のCISVキャンプとはいえ、今までずっとリーダーに頼り切ってきた私にとって、今回の派遣は、かなりの挑戦だった。しかし、そんな心配とは裏腹にキャンプサイトに着くなり、私の元へ続々とみんなが優しくフレンドリーに話しかけに来てくれた。もうその時点で私は、きっといいキャンプになると確信できた。
 しかし、そう思ったのも束の間、大きい言葉の壁を痛感した。YM個人(個人派遣のユースミーティング)にもなると、ほぼディスカッションしかしないのだが、私は理解するのに精一杯で発言する余裕がなかった。それに比べ、周りの積極性、言語、コミュニケーション能力をはじめ、全てに劣等感を感じて逃げたい、帰りたいと思ったのは、言うまでも無いことだ。だが!!それだけで終わらないのがCISVだと私は思う。英語が喋れなくても、人種、宗教、文化などはそれぞれだけど、それを尊重し合い、お互いを信頼し合ってなんでも口にすることができる、世界一安全で、平和で、思いやりが溢れる素敵な場所なのだと、ディスカッションに真剣な眼差しで参加しているみんなを観て感じた。
 まさにこれはCISVマジックだと思う。初めて出会った違う国の人達とたった数日で、自分のコンプレックスや秘密、悲しい辛い経験までをも共有してしまうのですから!日常生活ではあり得ない、CISVでしか出来ないことが多過ぎて、本当に良い経験になった。私が見た事聞いた事知った事を1人でも多くの人に伝えたいと思った。“True Colors”というテーマ通り、みんなと8日間過ごす上で自分の色(個性)を何となく見つけられた気がする。こんな実りの多い経験を得る機会を与えてくれたCISVのボランティアのスタッフ、両親を始め、皆さんに感謝してもしきれません。そして何より、刺激をくれたみんなに感謝したいし、いつか再会するときに成長した自分を見せられるように、英語を頑張ろうと思う。
 刺激をくれたみんな、CISV、ボランティアで活動してくださっている方々と両親に感謝致します。

(関東支部 Coco(CISVネーム))