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APRW/JASPARCは最高の時間

~中国 APRWに参加してきました~

(8月23日~28日、中国浜州)

2017年10月22日

 APRWをご存知ですか?Asia Pacific Regional Workshop. 同時にJB向けのJASPARC Junior Asia Pacific Regional Conferenceも開かれます。アジア太平洋のCISVerが集い、一緒に学び、話し合える貴重な機会です。

 今年は8月23-28日に初めて中国で開催、アジアのみならず世界の23か国、182人が集いました。日本からの参加者はジュニア含め、4支部合わせて13人でした。会場は済南空港から車で2時間の濱州の大きなホテル、食事は中国らしく毎回円卓で、種類も量も豊富に用意されていました。ウエルカムパーティ・フェアウエルパーティでの各国の民族衣装とパフォーマンスは見応えがありました。

 私は APRWは、昨年はホスト国スタッフとして、今回で参加は6度めです。例年と違う日程だったこともあり迷っていたのですが、参加してみたらやはり充実していて勉強になるし、楽しいし、最高の時間とお金の使い方だと思いました。

 5泊6日の真ん中の4日間、参加者は「平和教育の本質」「ステップアップ」「支部開発」などのクラスを一つ選んで受けます。「APAC (Asia Pacific Annual Conference)」という各国代表者会議もあり、ジュニアの会議でも様々なことを話し合います。トレーナーは各国の熟練CISVer. 毎日クラスメイトと顔を合わし、自然に仲良くなるので、シャイな人も大丈夫。英語が主になりますが、ほとんどがワークショップ形式で行われ、お互い助け合うので、なんとかなります。子どもたちと同じくLearning by Doing で学んでいきます。

 私は今年、TTT(Train The Trainers)の発案者、フィリピンのマークによる新しいリーダーシップトレーニングに参加しました。クラスメイトはCISVがまったく初めての地元教師が6人、中国パストリーダー1人、韓国パストリーダー3人、タイ1人、そして私、という構成でした。初めはどうなることかと思いましたが、マークのファシリテーションで笑いがいっぱいの中、深い学びの時間を過ごすことができました。以前のTTTなどでは自分のことだけで精一杯だったのに、VLリーダーやフィリピンのサンタウンキャンプでの経験も役にたったのでしょう。素敵なDiversityの中で、私自身も皆が楽しく過ごせるよう、自然に気を配ることができていました。我が子の年齢の参加者たちに「あなたのようになりたい」などのフィードバックをもらえたことも嬉しい驚きでした。

 もう随分前、私がCISV活動を始めた頃、先輩会員が言いました。「いつか子育てが一段落したら、世界を見てきたらいいよ、CISVが何をやっているのか、支部でしていることが何なのか、わかるから」

 実際その通りです。外に出て見えることもたくさんあります。APRWの魅力はたくさんありますが、「世界中に新しい友人ができる」「リユニオンの機会」「新しい知識が増え、新しい考え方ができるようになる」「自国や自分の支部がよく見える」「自分の成長に気づく」「たくさんの尊敬する人物に出会える」「ありがとうと言い合える関係ができる」など。1人でも多くの方に体験していただけたらと強く思います。

 来年は3月23~28日にフィリピンセブ島で行われます。補助金制度もあるようなので、インフォパックが来たらぜひ問い合わせてみてください。今までの各参加者の報告書は CISV日本協会のHPアーカイブスに載っていますので、ぜひお読みくださいね。

参加者 深井美貴子(関西支部)