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新春ウェビナー報告 
「ウェビナー新春特別編を振り返って」

ウェビナー実行委員会 坂田綾

2021年3月15日

昨年9月から講師をお招きしてウェビナーを開催していますが、1月の新春特別編は実行委員会メンバーが意見を出し合いながら、1からプランニングをする初めての企画でもありました。

12月初旬から企画を練り始めると、メンバーの様々な思いが行き交いました。
コロナ禍でも子どもがCISVに興味を持ってくれるのにはどうしたらいいか、と悩みながら2021年の派遣を目指すお母さん。2020年のビレッジに行けなかった娘に、何か楽しいCISVを経験させられないかと模索するお父さん。キッズ・ユースのキャンプ喪失感を払拭して、CISVを楽しい気持ちで思い出してほしいと願う2020年キャンプディレクター(キャンプは中止)。
CISVが大好きで大切に思う気持ちは変わりませんが、それぞれ少しずつ視点が違い、それを1つにまとめることは、容易ではありませんでした。

ミーティングとリハーサルを重ね、最終的に行きついたのは、やはり「キッズファースト」でした。子どものプログラムを中心に運営していくことを決めた2020年。にも関わらず、ほとんどの子どもにCISV体験を与えることが出来なかった2020年。
まずは参加するすべての子どもたちが、楽しかったと笑顔になれる2時間にしよう。と、委員会内でリハーサルをしてきた企画を一旦止めて、FunActivityを中心にしたウェビナーの開催を決めました。

プランニングはJBが中心に進めてくれました。リハーサル当日まで進捗状況が分からず、委員会メンバーは正直ハラハラしながら待ちましたが、子どもから大人まで真剣に遊べるアクティビティを期待通り用意してくれました。子どもたちをいつも盛り上げ、楽しませるJBの存在の大切さを強く感じたウェビナーとなりました。

その一方で、大人たちが秘かに労力を費やしていたのが、ウェビナー中のトラブル回避、そして参加者集めです。グループワークのための入念な下準備のお陰で、当日は大きなトラブルなく、チーム毎のアクティビティが進行しました。また、今回のウェビナーには80名近い方にご参加いただき、2020年と2021年のプログラムに応募した、もしくは応募予定のキッズとユース20名も参加。大きな盛り上がりを見せました。

JBと委員会メンバーが、世代を超えてキッズ・ユースのために協力した今回のウェビナーは、プランニングから本番まで、とてもCISVらしいイベントだったと感じます。
国際を前面に押し出すCISVにとって、2020年は厳しい年となりました。しかしながら、CISVが70年の歴史で培ったノウハウと人脈とメンバーの力で、限られた環境の中でも、出来ることはたくさんあると信じています。
コロナ禍であっても、仲間と繋がり、様々な方法で平和のための教育を続けられる新しい1年にしたいと思っています。そしてこのウェビナーが、明るい2021年のための1つの契機となることを願っています。