サイトへ戻る

2020年Virtual General Meetingの報告

(2020年8月22日、オンラインで開催)

2020年10月3日

 8月22日にCISV国際総会がオンラインで開催され、国際で議論されてきたCISVの国際教育プログラム改訂の決議が行われました。その結果、全てのプログラムは18歳未満を対象としたキャンプの形態で行い、それぞれの年齢のグループは一つだけの国際プログラムに参加できるようにすることが決まり、2022年から実施されることになりました。インターチェンジとIPPは廃止、セミナーキャンプとユースミーティングは18歳未満となります。

 8月22日(土曜日)夜9時より約4時間弱、CISV International の総会(General Meeting)がVirtual (日本語ではオンラインミーティングとも)と呼ばれるすべての参加者がネットで接続した型式で開催されました。

 会議には投票権を持つのはNational AssociationとIJRであり、53名が参加し(内5つは委任)、過半数27という状況でした。

会議では、最初にCISV 総会(General Meeting)をオンラインで行うこととそのやり方について満場一致で承認したのち、議長は3つのCISV Regions (Americas, EMEA, Asia Pacific)のそれぞれの代表として提案された選ばれたYurek Mc Kelligan (Mexico), Andrew Elder (GB), Yoichi Taira (Japan)の議長案が承認されました。

以下各議案の内容と採決結果を示します。

議案6 国際プログラムの参加者の保険料を参加費の一部ではなく実際にかかる費用として徴収する。 (これまで保険料として固定額を徴収していたが、今後保険料の上昇の可能性があり、現在のままだとCISV Internationalが想定外の費用を負担する恐れがあり、これを避けるため)―>可決

議案7 特別費用の徴収 2021-2024の4年間参加者は一日当たり1.5ポンドを払う。(2020年はCISV International の実質的な収入がなくなり、これまでの蓄積を取り崩して維持してきた。今後ある程度余裕資金を確保する必要があるのでこれが提案された。)―>可決

議案8で、リーダーの年齢を引き下げる。 ->否決

議案1、3つに分けて採決

1a-(i) IPPの廃止 ―> 可決

1a-(ii) 19歳以上のYMの廃止 ->可決

1b SCと16-18歳のYM の参加者の年齢を18歳未満にする ―>可決

議案10 IPPの年齢条件の変更、IPPの廃止案が通過したので、議案10は提案者取り下げとなりました。

議案9はICを廃止するかどうかの決定を1年延ばす。->否決

議案2 CISV の国際プログラムはキャンプの形態で行う(つまりICのようなホームステイを基準とするものはやめる)―>否決

議案3は、それぞれの年齢のグループは一つだけの国際プログラムに参加できるようにする(現在はある年齢の人はYMとSUなどの選択の余地がある)―>可決

議案4は、SUの1つのキャンプが受け入れるチームの数を一つふやす。―>可決

議案5は、YMを参加者4人の8チームのキャンプにするー>可決

議案12は、CISVの説明文の書き方を修正―>可決

 

 以上11の議案すべてについて予定の4時間内にすべての議案の討議が終了しました。

 

 なお各議案の提案内容はCISV.ORGの 2020 General Meeting and Motions というところhttps://cisv.org/resources/running-cisv-international/meetings-and-communications/motions/

に記載がありますので参照してください。会議中に見える画像の例を図1、図2に示します。また4時間にわたる会議の模様はhttps://youtu.be/fS_Oq-rClTA の動画としてみることができます。

以上簡単ですが報告します。

平洋一(CISV日本協会国際理事)

テキストを追加する